子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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「小児科医からみた最近の思春期問題」
札幌太田病院 小児科 医師
小川 説子

小児科医から見た最近の思春期問題 
 いじめ、不登校、引きこもり、リストカットなど思春期時代には様々な問題が起こり、社会問題になっています。それら問題のある子供達がその後どのように成長してゆくのかを考えると、その後うまく社会に適合してゆく1部の人を除くと、『いじめ→不登校→引きこもり→家庭内暴力』という形で顕在化したり、『いじめ→不登校→非行化→シンナーや覚せい剤使用や借金問題』などで問題が顕在化する人々が多数見られます。

 私は20年あまり小児科医として働き、最近1年以上は精神神経科を主診療科としている札幌太田病院の小児科医として若い患者を診ています。過去1年間に札幌太田病院に新規に入院した30歳以下の患者が思春期時代にどのような問題を抱えていたのかを検討し、様々な問題が顕在化し精神神経科の患者になった方々の思春期のつまずきはどんなことであったかを検討してみました。

 昨年7月1日から今年6月30日までの1年間に札幌太田病院に新規に入院した30歳以下の全患者さんのカルテを調べ、思春期時代の問題との関連を調べました。

考按
 いじめや不登校など思春期の問題を持った子供達が増加し、社会問題となっています。かかりつけの小児科医に相談しても適当な専門家がいなかったり、小児精神科の病院を受診しようとしても、初回の受診予約に2,3ヵ月もかかったりする場合が多く、またせっかく小児精神科外来を受診しても混雑のため短時間の診察であったり、入院が必要な場合でも長時間待たされるのが現状です。

 このため、子供も親もやっと受診する気になったとしても、満足な解決が得られないまま時間だけがズルズルと経過してしまい、勉強が遅れたり友達と話が合わなくなったりして、結果として引きこもりになってしまうことも考えられます。また、中には重大な精神神経科の病気の始まりであったと考えられる子供達もいる事がわかりました。私は精神神経科で働く小児科医として、これらの子供達が重大な結果になる前の段階で何らかの手を差し伸べてあげる必要があると、考えました。





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