子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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男性不信による自傷行為、家庭内暴力からの回復
30代女性(PTSD、うつ、多量服薬、
摂食障害、リストカット)
K.N

男性不信による自傷行為、家庭内暴力からの回復 
 私は、ストーカー、通り魔による男性不信からPTSD、うつ状態になり、更に家庭内暴力、多量服薬、リストカット、摂食障害、など多種多様な症状を呈し、札幌太田病院に入院しました。「怖い…怖い…」と毎晩のようにうなされる私の頭を「大丈夫、ママ大丈夫」と当時3歳の息子になでてもらう状態でした。そうして安心するしかありませんでした。

 前院では薬物療法のみのため改善せず、医師の態度に傷つき、信頼関係を築けずにいました。家族との会話が減り、外出や外泊訓練時もすぐに帰院できず、家にひきこもる状態でした。また、パニック症状もあり、処方されていた頓服薬を手放せずにいました。それでも焦燥感や不安感は拭い切れず、陶器などを投げるなどの家庭内暴力、自殺未遂などで家族を困惑させました。家族みんなが疲労困憊し、限界でした。そんな時、医師から札幌太田病院を紹介されました。

 初診時、医師への不信感から苛立っていましたが、とても親身に話を聞いてくれたので、素直に自分の症状が伝えられたことを覚えています。内観療法の説明を受け、両親も記録内観をしてくれる事になり、治療に協力してくれた両親に対して、私のことを考えてくれていると感じることができ、うれしく思いました。

 入院し、病棟内・内観療法を3回受けました。内観前の私は、誰に対しても攻撃的な所があり、してもらったことには当たり前と思い、更に人を寄せ付けようとしないところがありました。一度目の内観では主治医に暴言を吐き、内観のテーマに拒否、抵抗したこともありました。あの時は、自己中心的でした。それにも関わらず、根気強く私に付き合ってくれた職員のお陰で、最後まで内観を続けることが出来ました。二度目の内観では、病院への不安がかなり薄れていたため、内観を通し感謝の気持ちを口に出すことが出来るようになりました。そして「完璧でなければ人から認められない」との考えから、人間全て完璧ではない、ということにも気付かされました。自分自身、攻撃的な言い方を改めて、相手の気持ちを考えながら話すことも出来るようになりました。三度目の内観では、一度目二度目では話せずにいた「苦しかったこと、辛かったこと」や「自分が周囲にかけた迷惑」などについて、全てをさらけ出せました。まず、辛かったことを全て吐き出し、胸につかえていたものがストンと落ちていく感じがして、すごく楽になりました。更に自分の行動でどれだけの人々を傷つけてきたかということに気付きました。

 内観を通して、今の自分は多くの人々の支えと助けがあって、生かされているということに改めて気付き、家族や周囲のお世話になった人に対し、自分は何をしてあげられるのかを考えるようになりました。これからは、内観で気付いた感謝の気持ちを忘れず、一日一日を大切に、目標を持って生きていこうと思います。





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