子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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アルコールと薬に依存した私
A.K(40代女性)

アルコールと薬に依存した私 
 アルコール依存症で初めて某精神科の閉鎖病棟に入院した時、病棟内の雰囲気に馴染めず「何でこんな所に入れられたのか」と解らずにいました。開放病棟に転棟後、断酒会に参加しました。その後も、お酒を止めるため地図を頼りに1人でAAを周り、図書館ではアルコール依存症に関する本を読みました。自分を変えたい思いで「内観」に興味を持ち、札幌太田病院で「内観療法」をしている事を知り、医師に相談し転院させて頂ました。

 病棟内・内観療法では、母に「してもらったこと」の多さと「して返したこと」のあまりの少なさに愕然としました。今まで考えたこともありませんでした。「自分の人生だから自分の思うように生きていく、責任は自分が取るから誰にも迷惑はかけない」と思い、何事も進めてきました。何と傲慢な自分だったのか、と改めて気づかせてもらいました。内観で気づいた小さな幸福、大切な家族、感謝の気持ち、人は一人では生きていけない、周りの人に支えられ、生かせてもらっているなど、考えさせられました。

 「子供達にも何かに気づいて欲しい」との思いから小学6年、小学2年の息子の親子3人で家族内観を受けました。長男は私と同様、親に対して「してもらったこと」の多さと「して返したこと」の少なさに気がついてくれたようでした。

 しかし、退院後、家庭内の問題から現実逃避し、5ヶ月間溜めていた処方薬を2週間で飲み、薬物依存症で2度目の入院となりました。娘から「お母さん、今度やったらもう知らんから。山奥の病院に入れて一生出せへんから」と電話で言われ、一方的に切られました。情けなくて切なくて泣きました。入院中は何度泣いたか分かりません。

 退院後、「今度はもう絶対に失敗しない」と固い決意を持ったのですが、行動をコントロール出来ず、家庭内問題から再びお酒に現実逃避し、3度目の入院となりました。

 母親とは名ばかりで、子供達には親らしいことは何もせず、迷惑、心配のかけ通しでした。3度目の退院時は、私に対する家族の信用は全くありませんでした。

 それから、家庭内問題をお酒や薬でごまかすことをやめ、1年が経ちました。娘は「いつまた失敗するか」と心配していますが、少しずつ信用を取り戻しつつあります。 楽しい時に笑い、悲しい時は涙を流し、美しい花を見て「きれい」と感じ、人として自然に感情を表現できる、こんなに幸福な時が来るとは思いませんでした。時には日々の単調な生活の中で感謝の気持ちを忘れ、不平不満が出ることもありますが、内観で気づかせて頂いた「あたり前の幸せ」を思い出し、反省するようにしています。一日一日を無駄にしないため、アルコール・薬物に逃げず、過去にとらわれず明日を見て生きて行きたいと思います。こんな自分に変えてくれた家族、仲間、先生、病院の職員の方々に感謝しています。ありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願いします。





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