子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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ピア・カウンセラー活動を通して
O.H(30代女性、抑うつ、自傷行為頻回)

ピア・カウンセラー活動を通して 
 札幌太田病院を退院して、○ヶ月が過ぎました。流れゆく時の中で、私の心は変化しました。うつ、ひきこもりから薬物依存症…そして自殺未遂を繰り返してきた数年間の私は、無感情だったと思っていました。しかし、よく振り返ると無感情だったのではなく、全ての感情を心の中に閉ざしていただけでした。「私の人生の中で、楽しいことなどなかった。私は今何をしたいのかわからない…」と与えられた現実に対して批判的な思考でした。閉ざされた感情を表面化せず日常生活を過ごしていましたが、困難な出来事に衝突したとき「こんな生活はもういや!」と感情が暴走し、自殺未遂を図っていたのだと思います。

 内観療法を体験した時、生きている喜び、現実逃避をしていた自分への反省などを感じ、生きることへの前向きな姿勢や思考を身につけることができました。退院した時点で病気は回復したものだと思っていましたが、今年行なわれた体験発表を境に、私の前向きな姿勢は変わりました。その時に自分が発表した内容が、あまりにも生々しいため、自分が行なった罪の意識が強すぎて、自分自身を壊してしまいました。感情を抑えようとしましたが、抑えようとすると益々「うつ」に似た感情が私を襲いました。医師にも相談出来ず悩んでいたとき、理事長からピア・カウンセラー活動の話しを頂きました。私はピア・カウンセラーとして活動することに承諾しましたが、心の中では「嫌になったらいつでもやめられる。私は病気なのだから…」と甘えた考えでした。自分が置かれた立場、責任から、逃げ腰の考え方でしたが、ピア・カウンセラー活動を数回行ない私の過食は治りました。

 「ピア」とは仲間、対等の意味です。摂食障害の仲間と自分の病気の体験談を聴いたり、話すことにより、本人しかわからない心の叫びを理解し、感じることができました。その結果、私の過食は回復しました。現在、週に一度、札幌太田病院の入院患者(仲間)と体験談などを語り合う例会に参加しています。私にとってのピア・カウンセラー活動とは、人生の学習の場だと思います。傾聴することにより、私がアドバイスするのではなく。「私が患者(仲間)から教わっているのだ」と考えています。共感できる考えに耳を傾け笑い、時には一緒に涙を流します。そのような交流を通し、互いに心の癒しになっています。また、会話することにより、お互いの信頼感が芽生え、助け合う心が一体化した時、自分を理解し、強い意志で病気に向かう姿勢の手助けになります。

 あの時、ピア・カウンセラーの話しがなければ、私は感情のコントロールが出来ずに過食が悪化していたと思います。自分が救われた体験を通し、傾聴の姿勢と会話の大切さを知りました。今後も、仲間と一緒にこの活動を続けたいと思います。





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