子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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“内観”と“行動”と“笑顔の自分”
I.E(40代男性、断酒会員、交通事故しょうがい者)

“内観”と“行動”と“笑顔の自分” 
 平成○年にアルコール依存症と診断され、始めて札幌太田病院へ入院以来、今年○月に退院するまで9回の入退院を繰り返し、7回の集中内観を受けさせて頂きました。

  5回目迄は「病院の治療方針だから・・・」と言う気持で“我慢の一週間”を繰り返してしまいました。6回目のある朝「自分は、落ちる所まで落ちたのに、まだ色々な事を考えられる!感じられる!」と思え、何年振りかで自分自身と笑顔で接する事ができました。その日から「嫌いな事でも続けられる自分ってチョットだけ良いナ!」と思えるようになり、以前より毎日が楽しく充実しました。ただ、酒の問題は解決できずに、退院後、長くても3ヵ月位で再入院を繰り返してしまいました。

 7回目に受けた時、それまでの“内観三問”から記述形式の“内観五問”に変わり、「自分の気持」と「相手の気持」が加わりました。一つづつの項目に対して「自分の気持」と「相手の気持」を思い起こすのは大変な重労働で「時間が足りない!」と叫び続けていました。食事中等には「あの時の事に関して考えれば良かった」とか「こんな思いをした時について書けば良かった」等と、内観の浅さを感じました。また、毎日の作業が時間内に終わらずに遅くまでレポート等を書いていたので、同室の方々には大変な迷惑を掛けていたと思います。でも、終了時に味わった達成感は、それまでの内観とは比べることのできない程大きな物でした。

 内観時に感じた「自分の気持」は、楽しかった事・笑った事・落ち込んだ事などを鮮明に思い出せましたが、「相手の気持」では、「自分の想像でしかなく、相手とは大きなギャップがあるのでは?」と感じました。内観終了後に「ギャップがあるのに、それに対して“行動”を起こしたら「相手に対しても、自分に対しても良い結果が出ないのでは?」」と不安になり、何も出来ませんでした。それなら一層の事「自己中心だとは思うけれど、今の環境や周囲の方々の中で、自分が楽しく笑える事をしよう!」と思い、それからはデイケアや断酒会のメンバーとパークゴルフや断酒会活動に参加し、楽しい毎日を送っています。結果的に周囲も笑って接して下さるようになり、家族も酒に対する不安は変わりませんが、真っ黒に日焼けする程遊べる部分にはホッとして、実家でも笑顔で接して下さるようになりました。いつまでもこのままで良いとは思いませんが、最低限“笑顔の自分”だけは失わずに、今よりもいっそう光り輝きたいと思います。

 自分にとって集中内観は、とても大きな“キッカケ”でしたが、その“キッカケ”を元に「自分は何をするのか?何をしなければいけないのか?」を考え、行動へ移す事の重要性と難しさをあらためて痛感しています。今後“酒”以外でも色々な問題に直面するでしょうが、“内観”と“行動”を上手くシンクロさせながら、いつまでも“笑顔の自分”でいたいと思います。





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