子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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身体内観での気づき
札幌太田病院内観担当婦長
上野 ミユキ

身体内観での気づき 
 まず一緒に身体内観(足)をしましょう。深く息を吸い込み、吐く時に気持ちを足に集中させてください。そして今朝起きてから、足に「してもらったこと」を調べましょう。朝起きてお手洗いに行くことができた。この会場まで来ることができた。次に「してあげたこと」、私は一日働いてもらう足にマッサージをしています。「迷惑かけたこと」は、私は不精なので靴の紐をゆるめず、靴べらも使わずに靴を履いたことです。ご協力ありがとうございました。

 私が札幌太田病院で内観療法の面接をさせていただくようになり、10年が過ぎました。最初の頃と今の内観者の違いは若い女性が多くなったこと。病名としては、食行動異常、リストカット(中には手首から肩まで傷痕のある方もいる)などが多いようです。

 男性は無気力な人が目立つ。心の傷と思われるものに転校の体験、親との別れが多く、父母を憎んでいる例が増えている。従って内観療法の「母または母代わりの人」を調べることが出来ないため、「身体内観」の主に足から調べる。そして「この身体は誰からいただき、大切にしていますか」と尋ねる。ほぼ全員が「大切にしていなかった。内観して大切にすることの必要がわかった。しかし家族のもとに帰った時、今のこの気持ちでいられるかわからない」などと話す。

 当院では「集中内観で得られた謝罪や感謝のきもちを家族に伝える」目的で、家族療法的な「家族内観」を実施している。この中で内観中に書いた記録を双方が読む(家族は家で記録内観したもの)。父親と男の子は四つに組む、母親と女の子は抱き合う、などのスキンシップを行なう。これらの身体レベルでの交流の中から、次のようなことが得られる。(1)向き合う、(2)自分の気持ちを伝える、(3)相手の話を聞く。ここでの気づきを今後の家族とのコミュニケーションのあり方などに活用して、家族関係の再生、修復に役立てる。





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