子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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子どもの時間・学校の時間・内観の時間
リュウ心理臨床オフィス所長
友田 龍多

子どもの時間・学校の時間・内観の時間 
子どもの時間:言葉を獲得(し直)していく時間と言えよう。これは、場や状況などの「枠組み」に沿う言葉と自分の感覚にフィットする言葉に分けられ、「気待ちや思い、考えを他者にも分かるように伝えること」を試行錯誤しながら学んでいく時間と言っても良い。

学校の時間:スクールカウンセリングなどでまず感じるのは「先生も子どもも忙しく、疲れている」ことである。1985年の土居・宗像らの燃えつき度調査や私自身の追試(2000、整理中)では先生も生徒もほぼ40%が高い燃えつきを示している。そこでは、枠組みに沿った言葉の語彙を増やすことは強迫的に行われているが、感覚にフィットする言葉を探す試みを行う余裕が、ないように思われる。

立ち止まる時間、振り返る時間―内観の時間:時には、立ち止まり振り返る時間があった方が良いだろう。それを内観の時間と呼びたい。研修所や屏風や指導者に「存在することbeing」自体が包まれ抱えられ、世話・返し・迷惑という内観三問によって「することdoing」を枠づける。この中で過去を真剣にしかしplayfulに再体験していく。これは学校や教室や先生に包まれ抱えられ、授業に枠づけられる、「本来の学校」とよく似ている。

「予防」ということ:内観の効果だけに着目していくと、我が子や児童生徒をいかに内観させるかと考えてしまうかもしれない。しかしそれは最も「反内観的」思考であろう。予防と内観の効果があるとすれば、まず大人が内観を体験し、子どもを抱える環境holding environmentを提供できるかにかかっている。「不幸にして外傷となりうるような体験を被ったとしても、それを表出することが適切な形で許され、抱えられるならば、その体験は心的外傷とならない可能性が高まる」ということを、我々は心的外傷についてのさまざまな知見から、既に学んでいるはずなのである。





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