子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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児童生徒の問題の予防と内観療法の効果
北陸メンタルヘルス研究所所長
草野 亮

児童生徒の問題の予防と内観療法の効果 
 不登校・家庭内暴力・非行から青少年の凶悪犯罪まで、いま社会で大きな問題が発生している。子どもの問題を考える場合、子どもばかりでなく、その周囲とのかかわりについて広い視野をもって対処する必要がある。

家庭の問題:親の自己中心的な生活が、子どもに犠牲を強い健全な精神的発達に支障をきたしている場合が多い。両親の不和・離婚、母親の育児不安、父親のア症や暴力など。

学校の問題:生徒間関係、教師・生徒間の問題や教師自身の問題。さらに親と学校間の軋轢など。

 それらの問題解決には内観が有効である。内観はつぎの特性があるので問題の当事者らにも受け入れ易い。

1.内観は自分の生き方全般にわたって調べるもので、問題行動に触れなくてもよい。それに触れることを嫌っている者にも可能である。

2.自分が主体となって行う自己洞察法であるので、他からの干渉を嫌う者にも受け入れられ易い。

3.問題行動の背景には未熟で歪んだ人間関係が存在するが、内観はその人間関係を是正する。母親との健全な人間関係への気づきからはじまり、広く他との関係にも拡大される。

4.自己中心的であった自分の発見。自分がこれまで被害者であると考えていたことが、むしろ加害者であったことに気づく。

5.他罰的態度から自罰的態度への転換。環境や他人のせいにして自分を正当化しようとしてきたことに気づく。いかに家族や周囲の人々を悩ましてきたかに気づき、そんな自分にさえ周囲から絶えず愛情を注いでくれていることを感じる。自分の誤った生き方であったことを反省する。

6.内観の到達目標は、周囲の人々に迷惑をかけてきたという自分の罪の認識と、そのような罪深い自分にさえも周りの人々から多くの愛を注がれているという気づきである。それらの人々に恩をお返ししようという気持ちが自然と湧いて来る。この気づきが生き方の改善をもたらし、新しい人生の出発となる。





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