子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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病院での内観療法について
札幌太田病院臨床心理課長
大西 祥子

病院での内観療法について 
 札幌太田病院の集中内観者について、年報により統計的分析を試みた。結果は、平成5年度の内観者は150名であったが、当院の内観療法課の充実に伴い漸増し、11、12年度は400名になった。年令層を思春期青年期前期、成年後期中年期、老年期の3郡に分け経年的にみると、不適応・問題行動が思春期の若年者層に増加していた。

 疾患別にみると、若年者層のなかでは不登校による集中内観者が男女とも多かった。家庭内暴力が男性に、摂食障害は女性に多く、アルコール症については女性に急増しており、男女差がなくなってきていることが示された。

 全国統計からは、不登校生が年々増え深刻な状況である事が公表された。最近の傾向として対人関係が希薄で、悩みを抱え込めない―いわばきれやすいタイプ―や、不登校について深刻に悩んでいないように見えるタイプが増えている。いろいろなタイプがある不登校には、内観療法を含め柔軟かつ多様な方策を、早急にとることが必要であると考える。

 また、家庭内暴力については、その多くが不登校にはじまり、親から問い詰められたときに生じやすいこと、人格面では未熟性が顕著で、その治療のためには人格の発達が不可欠であるといわれている。また、家庭内暴力は母子関係の病理であると同時に、心理的父親不在が背景にある。そこで厳格な父性性と、やさしく包み込む母性性を包含した内観療法が治療的に有効であることを、事例を交えて述べた。





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