子育て いじめ 不登校 ひきこもり 暴力 アルコール 薬物依存 拒食 過食症 リストカットなどの予防、解決を考える会。北海道内観療法懇話会 臨床内観療法研究会
 
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  子育て・いじめ・不登校・ひきこもり・暴力・アルコール・薬物依存・拒食・過食症・リストカットなどが社会問題となっています。これらの予防・解決に内観法、内観療法が有効であると考え、その予防・解決について考えます。

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アルコール症からの回復
札幌太田病院酒害カウンセラー
新生山の手断酒会会長
表 昭廣

アルコール症からの回復 
 私は、アルコール依存症と診断され、入退院を数回繰り返した。入院中に集中内観を受けた。現在は、アルコールからの回復に成功しているが、内観後、家族内観で心の変化が表われた、その変化の様子を私なりに紹介したい。

 42才の時、家族と一緒に静内へ桜見物に出かけ、アルコールてんかんで倒れ救急車で地元の病院へ、その後札幌へ帰り脳神経外科を受診したが、病気が違うという理由で精神科へ転院し、気が付いた時にはベットに縛られていた。入院中、点滴や薬物療法を中心に過ごしたが、病識のないまま3ヶ月後退院した。その後8年経過すると、酒の量が増え出し、歯科技工士としての仕事に影響(離脱症状)が出始め、入歯を作る作業が困難になった。それまでは、仕事の独立や精神病院入院の屈辱が、何かしら心の中で酒に対してのセーブになっていたのではないかと思われた。

 平成10年太田病院の玄関の前に立っていた。入院中に出逢った集中内観、アルコールに関しての勉強会、作業療法、その他諸々、とにかく忙しい入院生活であった。数十年間、飲み続けたアルコール。そこからの脱出は困難をきわまるものだけに、自分ではどうしても止める事ができないでいた。1度、2度と集中内観を受けたが、「気付き」がなかった。内観中は内観三問
イ.してもらった事
ロ.して返した事
ハ.心配・迷惑かけた事
これらを思い出すだけでいっぱいだった。多角度からの物の捉え方等の余裕はなかったが、家族内観で、前に座っていた娘が「家族へのおわび」を読み上げている時にすすり泣く声、病院内での退院者の会で同じアルコール依存症者を親に持つ娘さんの体験談とが心の中で一致した。体の力が抜け酒にこだわりがなくなった事に気付いた。

 酒が止まってからの内観との結び付き、断酒会その場が内観できる場である。過去の事には決してふたをしないという認識を得ながら、現在、生活を送っている。酒を飲んでいた頃、感じ得なかった小さな喜び、それもこれも内観をする作業を教えてくれた集中内観、日常内観、内観関係に携わって指導してくださった断酒会の方々に、感謝の意とお礼を申し上げたい。

 現在は、太田病院の酒害カウンセラーとして働かせて頂いている。内観に携わり、1人でも多くの人が内観をすることで気付き、酒の害に悩んでいる仲間、家族の方々の役に立ちたいと思っている。





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