いじめられた心的外傷体験からの回復へ

 

B.C.(20代男性、心的外傷後行為障害)

 

 

幼少期からいじめを受けました。小学時、バカにするような悪口を言われたり、殴られたりしました。抵抗すると、更に言葉での脅迫、侮辱などを受けました。僕をかばってくれた人もいじめの対象になり「仲間にならなければいじめる」のスタイルから、いじめっ子が増員していきました。僕だけがいじめられっ子になりました。カッター、シャープペンシル、画びょうなどで傷つけられる暴力を受けました。小学6年頃から自殺を考えるようになりました。

中学入学後、すぐに不登校となりました。父に怒られ、午前だけの相談室・会議室登校をしつつ、何とか卒業しました。 高校に入学しましたが、すぐに不登校、ひきこもりとなり、生きる目的を持たず、10代後半にはマンションの6階から飛び降り、自殺未遂を図りました。一命はとりとめましたが、脊髄損傷、腰・両足骨折などの重傷を負い、後遺症が残りました. 更に、ひきこもりの原因となったいじめられ体験が、日常的に思い出されるようになり、気分が悪くなりました。テレビゲームなどの楽しいはずの趣味が、何故かイライラするようになり、夜になると耐えきれず泣きながら寝ていました。そんな日々が続き、2回目の自殺も考えるようになりました。

20代前半、祖父母に電話をして助けを求めました。祖父母から病院への受診を勧められ、入院となりました。入院治療やデイケアプログラムなどを受け、いじめに遭った時に解決してくれなかった母、先生への恨みが緩和しました。現在、母と別居していることも重なり、「少しづつ仲良くしよう」と思えるようになりました。また、祖父母の愛の深さにも気付きました。自殺未遂したことを後悔していますが、今は毎日を楽しく有意義に過ごしています。

いじめられ体験から学歴の面では遅れをとりましたが、現在は作業所でパソコン業務をしたり、思春期デイケアに通いながら、高校卒業認定試験のための勉強をしています。

ご清聴ありがとうございました。